忍者ブログ

事件ファイル

事件ファイル

ジェノヴィーズ事件ー終わらない悪夢

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

ジェノヴィーズ事件ー終わらない悪夢

彼女は激痛が走る背中の痛みに耐えながら、自宅アパートへと急いだ。

だが、マンションの明かりが消えると、それを見計らっていたように、モースリーが戻ってきて、彼女は捕まってしまう。モースリーは再び彼女の背中を刺した。

彼女は前回よりもさらに大きな声で叫んだ。「助けて!殺される!殺されてしまうわ!」
今度は付近のマンションのいくつもの明かりが点いた。

モースリーは逃げだし、車に乗り込むとその場をあとにした。彼女はおびただしい量の血を流しながらも、懸命に自宅アパートへと向かった。

まっすぐ歩くこともおぼつかないような足どりで、ようやくアパートの入口にたどり着いた。

だが、まだ悪夢は終わっていなかった。モースリーは逃げたことを装い、現場にすぐに戻ってきていたのだ。

アパート近くの駐車場に車を止めると、彼女がよろめきながらアパートの中に入っていくのが見えた。

彼女はアパートの一つ目のドアを空け中に入った。二つ目のドアを開けるとそこでへたりこんでしまった。

そうして部屋に戻るための体力の回復を待っていたとき、目の前のドアが開いた。そこに、モースリーが立っていた。

彼女は持てる限りの、精一杯の声で叫んだ。モースリーは彼女に近づくと、ナイフで彼女の腹や胸、喉などを刺した。

モースリーは、彼女がもうたいして動くことを出来ず、叫び声すら上げられなくなったことを悟ると、彼女に性的な暴行を加えた。そして、彼女の財布から中に入っていた49ドルを抜き出すと、その場をあとにした。

警察に最初の通報が入ったのは、モースリーが立ち去ったあとの午前3時50分ごろだった。警察は通報からわずか2分で到着した。

ジェノヴィーズは救急車で運ばれたが、回復の見込みはなく、病院で息を引き取った。もし、もっと早く通報されていれば、ジェノヴィーズが助かっていた可能性は十二分にあった。

PR

ゲーム売れ筋ランキング
本の売れ筋ランキング
家電・カメラ の 人気度ランキング
新着ランキングを見る
ほしい物ランキングを見る
人気ギフトランキングを見る
PR

コメント

カテゴリー

メールフォーム

PR