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エヴァンジェリスタ事件ーデトロイトを震撼させた事件

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エヴァンジェリスタ事件ーデトロイトを震撼させた事件

アメリカのデトロイト、現在では自動車の一大生産地としられるこの街は、1900年の初めにフォードの大規模工場がこの地に作られたことから、車の街としての歴史を歩み始めた。

そうして自動車の大工場地帯としてデトロイトの町が成長していく一方で、多くの犯罪を生みだす犯罪都市としての側面も持つようになっていく。

1920年代には、デトロイトは殺人事件で1284人もの被害者を生み、アメリカ全土で最も高い殺人発生率を持つ町となった。

今回紹介するのは自動車産業の隆盛とともに、デトロイトがアメリカきっての犯罪都市となっていく影で起きた、陰惨なオカルトめいた事件である。

1929年7月4日、独立記念日から一夜明けたデトロイトの地元新聞の一面に、不気味な文字が躍った。

「神の予言者とその妻、4人の子供が惨殺される」
「狂信者の一家で殺人事件が発生」

事件はデトロイトのスラム街で発生した。

7月3日、この地域を巡回していたローレンスとコステージの両巡査は、一人の男に呼び止められた。

男は激しく取り乱した様子で、殺人事件が起きたことを二人に伝えた。両巡査は男と共に現場に急行した。

そこはスラム街に不釣り合いな3階建ての邸宅を構えている、ベニー・エヴァンジェリスタの家だった。

ベニー・エヴァンジェリスタは当地でもよく知られた人物であった。建築業を営むかたわらで、霊感療法を行っており、その診察料は高額なものであったにもかかわらず、100人ほどの患者を抱えるほどの人気を集めていた。

その一方で、熱心なカトリック信者でもあり、特に悪い噂が立っていたわけでもなかったため、霊感療法を除けば、やや裕福な程度の普通の家庭だと考えられていた。

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