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キャロライン王妃事件ー虐げられた花嫁

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キャロライン王妃事件ー虐げられた花嫁

ジョージのキャロラインに対する仕打ちは、当時誕生したばかりであった新聞を通じて、イギリス国民も知ることとなった。

ジョージが結婚したのは借金の返済が目的であったことは、誰の目から見ても明らかであった。この非道に国民からは烈火のごとく非難の声が噴出した。

キャロラインは、ただただ惨めな思いに苛まれていた。婚約時からジョージにはフィッツハーバートやジャージーとの関係があることを知っていたが、それでもジョージに添い遂げ、イギリス国民に慕われる皇太子妃になりたいとの想いを婚約時から親族などに語っていた。

しかし、その結婚生活は、その覚悟を打ち砕くほどにひどいものであった。夫は常に愛人の元にいて、キャロラインと過ごす日はほとんどなかった。

さらに、キャロラインの王室での生活を最も苦しめたのは、夫の愛人であるジャージーの存在であった。彼女は終始キャロラインに冷たい態度で接し、常にキャロラインにつきまとい、何から何までその行動を監視したのだ。

夫の愛人に監視されながら暮らさらなければいけない生活にキャロラインは持ち前の陽気さすら失い、ひどく打ちひしがれていった。

だが、そんなキャロラインに救いの手を差し伸べる人間がいた。それは義父のジョージ3世であった。王は息子がどう思っていようが、キャロラインの天真爛漫さに好意を抱き、彼女のことを暖かく見守っていた。

女官のジャージーが彼女の王宮での生活の重しになっていることを知ると、ジャージーに辞任するように促し、王宮から追い出した。これでキャロラインは苦しみから解放されることになった。

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